| 症 状 |
|
花粉と接触してから数分〜数時間で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや、目のかゆ
み、涙、充血などの症状が現れます。症状を繰り返すと、ぜんそく発作を引き
起こすこともあり、そのほか皮膚のかゆみ、のどのかゆみなどの症状がありま
す。また、胃や腸などがアレルギーを起こすと、消化不良や食欲不振、便秘や
下痢になったり、偏頭痛を伴うこともあります。 |
| 花粉症の原因
|
花粉症患者が急激に増えた原因として、これまで2つのことが考えられていま
した。まず、戦後の国の造林計画によってスギ花粉が増加したこと、そして、
車の排気ガスや工業化による大気汚染の影響で、鼻の粘膜が弱ったことです。
そして、最近になって腸の免疫システムの崩れも花粉症に関係していることが
認められるようになりました。特に小腸は、食べ物を消化・吸収する臓器であ
ると同時に、体全体の約60%の免疫細胞や抗体を持っています。免疫システ
ムにおいて重要な役割を持つ小腸の免疫細胞の数や質のバランスが崩れると、
アレルギーの病気になりやすくなることが分かってきました。詳細については
まだ解明されていないため、研究が続けられています。 |
| 花粉症のメカニズム
体の中で何が起こり、どのように花粉症になるのでしょうか。 |
|
|
|
| 花粉症のしくみ
|
花粉症はアレルギー反応のひとつですが、そのしくみは健康を保つ免疫シス
テムと同じです。
(1) 花粉がのどや鼻から入ってくる
「花粉」という異物(アレルゲン)が侵入し、リンパ球が「花粉」を侵入
者と判断します。
↓
(2) 「花粉」に対抗するためにIgE抗体がつくられる
侵入してきた異物(アレルゲン)を排除しようと、リンパ球で抗体がつく
られます。
↓
(3) 再び花粉が侵入する
抗体ができたあとに再び花粉が侵入すると、抗体が肥満細胞にくっつきま
す。
↓
(4) 花粉をできる限り排除しようとする
その結果、肥満細胞からヒスタミンなどの炎症物質が分泌され、アレルギ
ー反応が起こります。
↓
(5) 鼻水や目のかゆみが起こる
鼻水で花粉を洗い流そうとしたり、くしゃみで花粉を吹き飛ばそうとした
り、血管を広げて花粉の侵入を防ごうとします。 |
風邪と花粉症
の違い |
|
くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状は風邪にとてもよく似ているため、区
別がつきにくいことがあります。花粉症はアレルギーが引き金となりますが、
風邪はウィルスや細菌が原因です。花粉症の特徴としては、熱やのどの痛みが
少なく、鼻や目を中心に症状が現れ、長引きます。鼻や目だけの症状が2週間
以上続くと、ほぼ花粉症だといえるでしょう。また、風邪と花粉症を合併する
ことも多いので、この場合は診断も治療も難しくなります。 |
| 花粉症と食べ物
|
花粉症の原因として、腸内環境や血行の悪さがあげられています。
症状がツライ時にぜひ試してみたい食べものの紹介です。 |
| ヨーグルト |
|
腸内環境は善玉菌のはたらきによって健康に保たれています。食品の中で、も
っとも善玉菌が多く含まれているのがヨーグルト。特に胃酸で分解されずに、
腸まで届くプロバイオティクスのヨーグルトがおすすめです。 |
| 日本伝統の発酵食品 |
納豆や味噌、醤油、ぬか漬け、酒かすなど、日本独自の発酵食品にも、腸内環
境を整える善玉菌を増やすはたらきがあるといわれています。 |
| シソの葉 |
シソは体を温める作用があり、咳や鼻水に一定の効果があることが認められて
いています。シソの香りにはリラックス効果もあるので、ジュースやお茶にし
て飲むのがおすすめです。1日10枚ほどを目安にするとよいでしょう。 |
| 花 梨 |
柑橘系の植物には、咳や鼻水、のどの炎症を抑える効果があるといわれていま
す。花梨は香りもよく、のどに炎症を起こす花粉症にも一定の効き目がありま
す。氷砂糖を入れて花梨を焼酎に2ヶ月ほど漬けて花梨酒にしたり、花梨を水
で柔らかくなるまで煮て、黒砂糖を加えて煮詰めたりして食べてはいかがでし
ょう。 |
| お茶パワー
|
花粉症シーズンになると花粉症対策のさまざまなお茶が店頭に並びます。
お茶のチカラとは一体?お茶パワーを試してみよう! |
| 甜 茶 |
甜茶とは中国語で甘いお茶という意味で、いくつかの種類があります。しかし
、抗アレルギー効果が証明されているのは、バラ科キイチゴ属の植物の葉です
。花粉が飛び始める2週間前から甜茶を飲んで、症状が軽減したことも確認さ
れていますが、即効性があるわけではなく、その効果には個人差があります。
飲み方としては、ハッカを加えると清涼感も加わり、飲みやすくなるのでおす
すめです。 |
| ハーブティー |
ハーブティーには体の内側からの効果と、香りによる外側の効果の2つがある
といわれています。体を元気にしてくれる抗酸化作用という効果と、香りによ
るリラックス効果です。ハーブティーは尿や汗などとして短時間で体の外に出
てしまいます。そのため、1度に大量に飲むよりも、1日3回くらいにわけて、
定期的に時間を決めて飲むとよいでしょう。香りをゆっくりと楽しみながら飲
むことがポイントです。 |
|
|
|